こんにちは。
インテリアコーディネーター
+整理収納アドバイザーのユンです。
インテリアコーディネートの現場では、
まずクライアント様と
家具の予算感をしっかり共有することが、
満足のいく仕上がりへとつながります。
実際、予算が漠然としていると、
どの価格帯の家具を選べばよいか分からず、
打ち合わせが難航することもしばしば。
今回は、
各部屋ごとの家具の価格相場と、
高価格帯、中価格帯、低価格帯の特徴、
さらには選び方のコツについて
詳しく解説いたします。

スムーズにプランニングするには
お客様とコーディネーター双方が
予算のイメージを明確に持つことが
大切です。
1. 家具の価格相場の基本
家具の価格は、
部屋ごとの用途や求めるデザイン、
耐久性、使用頻度によって大きく変わります。
大まかに分けると、
以下の3つの価格帯に分類できます。
高価格帯

高品質な素材、洗練されたデザイン、
さらには
オーダーメイドで仕上げる場合が多く、
耐久性や機能性にも優れています。
初期投資は高額になりがちですが、
長く使える点や、他にはない個性が魅力です。
・Cassina(カッシーナ)
・Minotti(ミノッティ)
・moooi(モーイ)
・FRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン)など
中価格帯

品質と価格のバランスが取れた家具です。
市販の中でも
デザインや機能性に優れた商品が多く、
幅広い層に支持されています。
長期間の使用と
コストパフォーマンスの両立が期待できるため、
最も採用されやすい選択肢です。
・IDEE(イデー)
・ZARAHOME
・unico(ウニコ)
(・無印良品)など
低価格帯

IKEA、ニトリなどの既製品を中心に、
手頃な価格で手に入る家具が該当します。
シンプルながらも機能性を兼ね備えており、
初めて家具を揃える方や、
予算を抑えたい場合に適しています。
・ニトリ
・IKEA
・LOWYA(ロウヤ)
(・無印良品)など

これらの分類はあくまで一般的な目安です。実際の価格は、ブランドや製造国、仕上げの細かさなどによって変動するため、各家庭のライフスタイルに合わせた選択が求められます。
2. 部屋別の家具の相場例

ここからは、
具体的な部屋ごとの家具の相場例を
ご紹介します。
なお、以下の金額はあくまで参考値となり、
実際のプランやサイズ、好みによって変動します。
リビングルーム
リビングは家族の団欒や来客時の対応など、
多目的に使用される中心的な空間です。
ソファ、テーブル、テレビ台、収納家具など、
アイテムが多岐にわたります。
• 高価格帯の場合:
オーダーメイドや
高級ブランドの家具を採用すると、
約150~300万円以上の予算が
必要となることも。
デザインや素材にこだわった場合、
長期的に見ても
満足度の高い空間が実現できます。
• 中価格帯の場合:
市販の家具を組み合わせることで、
80~150万円程度で
十分に魅力的なリビングを作ることができます。
デザイン性と耐久性の
バランスが取れているため、
幅広いニーズに対応可能です。
• 低価格帯の場合:
IKEAやニトリの家具を中心に揃えると、
40~80万円程度に抑えられます。
シンプルなデザインでありながら、
機能性もしっかりと考慮された商品が多く、
コストパフォーマンスに優れています。
寝室
寝室は、
リラックスと快適な睡眠を支える重要な空間。
ベッド、サイドテーブル、収納家具などが
主なアイテムとなります。
• 高価格帯の場合:
高級ベッドフレームや
オーダーメイドの収納家具を選ぶと、
50~100万円以上の予算が必要になります。
特に快適な寝具やこだわりのインテリアで、
自分だけのリゾート空間を
作り出すことも可能です。
• 中価格帯の場合:
ブランド家具や
デザイン性の高い既製品を組み合わせることで、
30~50万円程度の予算で、
十分な落ち着きと
機能性を兼ね備えた寝室が完成します。
• 低価格帯の場合:
手頃な家具を選ぶことで、
20~30万円程度に収めることができます。
シンプルなデザインながら、
必要な機能はしっかり備えているため、
初めての家具選びや
予算が限られている方におすすめです。
子供部屋
子供部屋は成長に合わせたレイアウト変更や、
収納の使い勝手を重視する必要があります。
安全性や耐久性も重要なポイントです。
• 高価格帯の場合:
長期間使用できる耐久性と
安全性を兼ね備えた家具であれば、
最低40万円くらいです。
デザインにもこだわることで、
子供の成長を見越した
おしゃれな空間が実現します。
• 中価格帯の場合:
既製品を上手に組み合わせ、
機能性とデザインのバランスを取れば、
15~25万円程度で十分な部屋作りが可能です。
• 低価格帯の場合:
ニトリやIKEAの家具を中心に選べば、
10~15万円程度に収まるケースが多いです。
成長に合わせたレイアウト変更を前提に、
柔軟に対応できる点が魅力です。
その他の空間
ダイニングやキッチン、
書斎などの空間についても、
用途に応じた家具選びが必要です。
基本的には、使用頻度や機能性、
デザイン性に合わせた予算設定が求められ、
全体のバランスを考慮することが重要です。
3. 価格帯別の選び方のコツ
家具の選び方は、
予算だけでなく、家族構成やライフスタイル、
将来的なプランニングも大きく影響します。
ここでは、各価格帯ごとの特徴と、
選ぶ際のポイントを整理してみましょう。
高価格帯の家具
自分のライフスタイルやこだわりを明確にし、
何に重点を置くかを事前に整理しましょう。
初期投資は高くなりますが、
将来的なメンテナンスや長期使用を考えると、
十分に価値ある選択です。
中価格帯の家具
自分の好みと
部屋全体のコーディネートを意識し、
複数のメーカーや
ブランドの商品を比較検討することが大切です。
妥協するポイントと
妥協できないポイントを整理し、
最適なアイテムを選びましょう。
低価格帯の家具
コストパフォーマンスを重視する場合、
実際に店舗で実物を確認し、
耐久性や素材の質を
チェックすることが重要です。

将来的な買い替えや補完計画も視野に入れて、
柔軟な使い方を考えると良いでしょう
4. インテリアコーディネートにおける予算の重要性

インテリアコーディネートの成功は、
クライアント様との「共通理解」に
大きく依存します。
具体的な予算があらかじめ決まっていると、
どの価格帯の家具で統一するか、
どのアイテムに重点を置くかなど、
具体的な
プランニングがスムーズに進むのです。
効率的なプランニング
予算が明確であれば、
各部屋ごとに
どの価格帯の家具を選ぶかがはっきりし、
アイテムの組み合わせや
配置のシミュレーションが容易になります。
相互理解の促進
クライアント様と
インテリアコーディネーターが
同じ予算感覚を持つことで、
後々のトラブルを未然に防ぎ、
双方の期待値を一致させることができます。
コストパフォーマンスの向上
限られた予算内で
最適な空間を作り出すためには、
各価格帯の家具の特徴を理解し、
上手に組み合わせることが不可欠です。
これにより、無駄な出費を抑えながら、
理想のインテリアが実現できます。
まとめ
いかがでしたか?
インテリアコーディネートを
円滑に進めるためには、
クライアント様と予算を共有し
共通の認識を持つことが何よりも大切です。
ご相談やご質問がございましたら、
ぜひお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました☺︎
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