こんにちは。
インテリアコーディネーター
+整理収納アドバイザーのユンです。
中古物件には、新築にはない魅力があります。
長い時間をかけて育まれた素材の風合いや、
どこか懐かしさを感じる佇まい。
そんな空間だからこそ、
住まい手の感性を活かしたインテリアが
よく似合います。
とはいえ、
「今の暮らしに合った
おしゃれなインテリアにできるかな?」
と迷う方も多いのではないでしょうか。
実は中古物件は、
ほんの少しの工夫で
ぐっと魅力的な住まいに生まれ変わります。
大掛かりなリノベーションをしなくても、
既存の“味わい”を活かすことで、
自分らしく
心地よい空間をつくることができるのです。
この記事では、
中古物件ならではの良さを活かした
インテリアづくりのコツを、
5つのポイントに絞ってご紹介します。
- 中古物件に暮らしている、または購入を検討していて、インテリアに迷っている方
- 味わいや個性のある空間を、自分らしくおしゃれに整えたい方
- リノベーションまでは考えていないけれど、住まいを今よりもっと心地よくしたい方
中古物件の魅力とは?

中古物件と聞くと
「少し古い」「今風ではないかも」と
感じる方もいるかもしれません。
ですが、
視点を変えると、
それは“味わい”や“個性”として
楽しめる要素でもあります。
特に近年では、
リノベーション文化の広がりや
DIY人気の高まりもあり、
「古い=マイナス」ではなく、
「使い込まれた風合いや、
素材の変化を楽しむ暮らし」が注目されています。
たとえば、
建具などあたたかみのある木の色味、
レトロなタイルや照明などは、
今ではむしろ貴重な存在。
そんな空間に、
自分らしいインテリアを加えることで、
世界にひとつだけの
住まいをつくることができるのです。
ここからは、
中古物件だからこそ感じられる魅力を、
具体的な視点でご紹介します。
1. 時間がつくった風合い

築年数の経った住宅には、
無垢の木材やタイルなど、
自然素材の経年変化による味わいがあります。
色が深まり手ざわりが柔らかくなった床や、
少し欠けたタイルの表情は
新築には出せない雰囲気を空間に与えてくれます。
2. 自分らしく手を加えられる

新築住宅は完成された空間なので、
住む人が大きくカスタマイズする余地が
あまりありません。
一方、
中古物件は
「どこか直したい」「少し手を入れたい」
と思わせる箇所があり、
それが逆にインテリアの自由度を
広げてくれるのです。
3. コストを抑えられる分、インテリアにこだわれる

中古物件は
新築より価格が抑えられることが多く、
その分、
家具や照明、カーテンやラグなどのインテリアに
投資できる余裕が生まれます。
限られた予算の中でも、
理想の空間をつくりやすいという
メリットがあります。
味わいを活かすインテリアの作り方5選
実際に中古物件の持つ魅力や
雰囲気を生かしながら、
今の暮らしにフィットするインテリアを
つくるためのポイントをお伝えします。
大がかりなリフォームをしなくても、
家具の選び方や色の使い方、
照明や素材の取り入れ方を工夫するだけで
空間はぐっと魅力的に変わります。
「古さを楽しむ」という視点で
住まいを見つめなおすと、
自分でも気づいていなかった
家の良さに出会えることも。
暮らしをより豊かに心地よくしてくれるヒントを
5つの視点に分けてご紹介していきます。
1. 「古さ=個性」と捉えて活かす

中古物件には、
昔ながらの建具やすりガラス、
木枠の窓などが残っていることがあります。
これらを「古いから変えなきゃ」と思うのではなく、
空間のアクセントとして活かすことがポイントです。
たとえば、
和の要素が残る襖や障子も、
モダンな家具と組み合わせることで
“和モダン”なインテリアとして成立します。
時代のミックス感を楽しむことで、
自分だけの住まいが生まれます。
2. 素材を選ぶときは「本物感」を大切に

中古物件には、
空間に“本物の質感”が
すでにある場合が多いです。
家具やインテリアもそれに合わせて
木・アイアン・リネン・陶器などの自然素材や
手仕事感のあるものを選ぶと
空間全体の統一感が高まります。
新品でもアンティーク風の加工がされた家具や、
作家物の器などを取り入れることで
古さと新しさがバランスよく共存する空間に。
3. 色合いは“落ち着いたトーン”をベースに

中古物件は、
新築と比べて内装の色味が黄味がかっていたり、
床材が赤茶系だったりすることが多いです。
その場合は、
家具やファブリックもナチュラルカラーや
アースカラーを基調にすると
馴染みやすくなります。
反対に、
グレーやモノトーンで揃えすぎると、
古さが悪目立ちすることも。

空間の持つ“暖かみ”に寄り添う色選びが
中古物件を活かすカギです。
4. 照明計画で空間をアップデート

築年数のある住宅は
全体的にやや暗く感じることがあります。
そのため、照明はとても重要です。
間接照明やフロアライト、
ペンダントライトなどを組み合わせて
光を重ねることで、
空間に奥行きと雰囲気を与えられます。
特に夜は、
電球色のやわらかい光が
木の風合いを引き立ててくれるので、
リラックスできる空間づくりに役立ちます。
5. ヴィンテージ家具や古道具で“時間の流れ”を楽しむ

中古物件と相性がいいのが、
ヴィンテージ家具やアンティーク雑貨。
同じ時代の空気感をまとっているので、
自然と空間になじみます。
1点物の家具や、古道具市で見つけた
味のあるアイテムを取り入れると、
住まいに物語が生まれます。
もちろん
全てをヴィンテージでそろえる必要はなく、
現代的なデザインとミックスすることで
バランスのよい空間が完成します。
まとめ|「古さ」を活かして、自分らしい住まいに

いかがでしたか?
中古物件には、
新築では得られない深みや個性があります。
それをマイナスととらえるのではなく、
“味わい”として受け入れ、
空間づくりに取り込むことで、
唯一無二の住まいが完成します。
インテリアの工夫で古さは魅力に変えられます。
無理にすべてを新しくするのではなく、
今ある空間の良さを活かす。
そこに“自分らしさ”を少し加えていくことで、
心地よく、暮らしに馴染む住まいになるのです。
中古物件に住んでいる方も、
これから住もうとしている方も、
ぜひ“古さを楽しむインテリア”を
取り入れてみてください。
参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました☺︎
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