こんにちは。
インテリアコーディネーター
+整理収納アドバイザーのユンです。
忙しい日々の中でふとした瞬間に
「自然に癒されたい」
と感じることはありませんか?
そんな想いを住まいの中で叶えてくれるのが
「バイオフィリックインテリア」です。
この記事では、
バイオフィリックデザインの基本から、
家族が心地よく過ごせる
インテリアへの取り入れ方まで、
実例と共に詳しくご紹介します。
- 忙しい毎日でも癒しのある暮らしを大切にしたいと考えている方
- 子どもと一緒に安心・安全で感性を育む空間を作りたいご家庭
- 植物や自然素材に興味があり、ナチュラルで心地よいインテリアを取り入れたい方
1. バイオフィリックデザインとは?
「バイオフィリックデザイン」とは、
人間が本来持っている
“自然とつながりたい”という本能(バイオフィリア)を満たすためのデザイン手法です。
近年、都市化やデジタル化が進む中で、
心身の健康を保つために
「自然との接点を暮らしの中に取り戻すこと」
が求められています。
- 植物や自然素材を積極的に取り入れる
- 自然光や風、景色を活かす間取りやレイアウト
- 有機的な形状(曲線)やナチュラルカラーの使用
- 水や石、木といった自然要素の模倣や再現
単なるナチュラルインテリアとは異なり、
「人の心に与える効果」
を重視しているのが特徴です。
2. バイオフィリックインテリアの効果
バイオフィリックデザインを取り入れることで
得られる効果には、以下のようなものがあります。
2-1. ストレス軽減と心の安定

観葉植物の緑、木のぬくもり、
自然光のやわらかさは、
視覚的・触覚的に安心感を与え、
無意識のうちに蓄積されるストレスを
和らげる効果が期待できます。
2-2. 子どもの感性と集中力を育む

自然の中での体験が
子どもの発達に良い影響を与えることは
知られていますが、
室内でも自然素材や植物に触れることで、
似たような効果が得られます。
特に木の質感や香りは、
五感を刺激し、
安心感や集中力を高めると言われています。
2-3. 空気の浄化・湿度調整

観葉植物には空気をきれいにする作用も。
例えば
サンスベリアやポトスは、
空気中の有害物質を吸収し、
室内環境を整えてくれます。
3. バイオフィリックインテリアの取り入れ方
実際に家庭でどのようにバイオフィリックデザインを取り入れればよいのでしょうか。
ここでは、
ファミリー向けにおすすめの方法を
5つご紹介します。
3-1. 植物を暮らしの中に取り入れる

最も手軽で効果的なのが、観葉植物の導入です。
リビングや玄関、ダイニングの一角など、
目に入りやすい場所に配置すると、
自然と心が落ち着きます。
- ポトス・アイビー: 日陰にも強く、育てやすい
- サンスベリア: 空気清浄効果が高く、水やりも少なくてOK
- フィカス・ベンジャミナ: 曲線の枝ぶりが空間を柔らかく見せる

小さなお子さんがいる場合は、手の届かない高さに吊るす、または台の上に置くことで安心して飾れます。
3-2. 自然素材を取り入れる

木、竹、麻、リネン、ラタンなどの自然素材は、
視覚的にも触覚的にも心地よさを与えます。
- 木製のおもちゃ棚やベンチ
- ラタンのかごや収納ボックス
- リネンのカーテンやクッションカバー
自然素材は、
経年変化も楽しめるため
「育てるインテリア」として
長く使えるのも魅力です。
3-3. 自然光と風を活かすレイアウトに

カーテンを開けて光を取り入れたり、
家具の配置を見直して風の通り道をつくるのも、
バイオフィリック的なアプローチの一つです。
- 厚手のカーテンからリネンなどの透け感のある素材に変える
- 家具を窓際から離して、光や風の通り道を確保する
- 風通しを意識して、家の中に“抜け”を作る
3-4. 自然を感じるアートや写真を飾る

自然の風景や草花のアート、写真を飾ることで、
視覚的に自然を感じられます。
特に、
窓が少ない部屋や光が届きにくい場所には、
グリーンのポスターや風景画を取り入れると、
空間に広がりが生まれます。

子どもと一緒に描いたお絵かきや押し花アートを飾るのも◎。
親子で楽しみながら自然を暮らしに取り込めます。
3-5. 自然音や香りで五感を刺激する

小川のせせらぎや鳥の声などの自然音を
BGMにしたり、
ヒノキやラベンダーなどの天然アロマを
取り入れるなど
目に見えることだけではなく
耳や鼻で感じる自然も大切な要素です。
香りや音は「記憶」とも結びつきやすいため、
家族のリラックスタイムを
習慣化するきっかけにもなります。
4. 毎日の中で自然を感じる、手軽な取り入れ方

バイオフィリックインテリアは、
特別な道具や大きな模様替えをしなくても、
日々の暮らしの中で
少しずつ取り入れていくことができます。
たとえば、
窓辺に小さな観葉植物をひとつ置くだけで、
部屋にさりげなく自然の気配が生まれ、
朝の光が差し込む時間に水やりをすれば、
慌ただしい一日の始まりにも、
ほっと心が落ち着く瞬間が訪れます。
また、
自然素材の
ラグやクッションカバー、
木の香りのアロマ、自然音のBGMなど
触った時の感覚や
香りや音といった感覚にも
自然の要素を取り入れることで、
五感がゆるやかに整い、
暮らしに深い安らぎが生まれます。
こうした小さな工夫を重ねることで、
家の中にいながら自然を感じられる、
心地よい空間が少しずつ育っていきます。
家族にとっても、自分自身にとっても、
優しい時間が流れる場所になるはずです。
5. まとめ
バイオフィリックインテリアは、
自然を「飾る」のではなく、
暮らしの中で
自然とつながる感覚を育てるものです。
家族の健康や心の安定、
子どもの感性にも
良い影響を与えてくれるこのスタイルは、
これからの時代にますます求められる
インテリアのあり方と言えるでしょう。
ほんの少しの工夫から始めて、
自然と調和した心地よい暮らしを、
家族みんなで楽しんでみませんか?
YUMDESIGNLABでは
お客様が
どんな暮らしがしたいかを丁寧にヒアリングし、
インテリアをご提案させていただいております。
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