こんにちは。
インテリアコーディネーター
+整理収納アドバイザーのユンです。
小さな雑貨と違い、
失敗したからといって
すぐに買い換えるわけにはいかないので、
家具選びは慎重に行いたいものですよね。
特にお子さんがいらっしゃる場合は
安全性や耐久性など、
大人だけで暮らしているよりも
気をつける点が多くなるでしょう。
今回は
【家具の選び方】の第1弾ということで
家族全員がゆったり団欒し、
リビングの中心的存在となる
ソファについて解説します。
1. 子どもと暮らす家でソファを選ぶチェックポイント
子育て家庭でのソファ選びは、
次の4つを考えながら選ぶことが大切です。
安全性×デザイン
子どもは予測できない動きをすることが多く、
家具でのけがを防ぐためには
安全性を一番に考える必要があります。
具体的には
以下の特徴を持つソファを選ぶと安心◎
- 角が丸いデザインのもの
- ソファの高さが低めで、転倒時のけがを軽減できるもの
- シンプルなデザインで長く使うことができるもの
ロボット掃除機を使用する場合は
ロボット掃除機が入る高さのものを
選んでください。
耐久性があるか
子どもがソファの上で跳ねたり、
日常的に使用頻度が高かったりする家庭では、
耐久性の高いソファが求められます。
フレームが頑丈で、
座面がへたりにくい素材のものを選びましょう。
1. フレームの素材と構造
ソファの耐久性を左右するのはフレームです。
無垢材(特にオークやブナ)や
金属フレームが使われているものは、
丈夫で長く使えます。
また、
接合部分がネジやボルトで
しっかり固定されている構造が理想的です。
一方、合板や接着剤のみで作られたものは
安価ですが耐久性に欠けてしまいます。
長期的に見るとコスパが良くなるため、
なるべくフレームの素材には拘りましょう。
2. 座面クッションの素材
座面クッションは
高密度ウレタンフォームや
ポケットコイルが入ったものを選ぶと
へたりにくく、長持ちします。
さらに座面が厚いと◎
3. 脚や金具の頑丈さ
脚が木製や金属製で、
しっかりとフレームに固定されているか
確認しましょう。
リクライニングソファの場合は、
可動部分の金具が
頑丈でスムーズに動くかも
チェックポイントです。
防汚性
子どもが食べ物や飲み物をこぼすことは
日常茶飯事ですよね。
汚れを防ぐための素材や
カバーが取り外せるタイプのソファを選ぶと
清潔さを保ちやすくなります。
素材については後ほど書いていきますので
是非参考にしてみてください。
2. ソファの素材別メリット・デメリット
ソファの素材選びは、
使用感や手入れのしやすさに直結します。
以下、素材ごとの特徴をまとめました。
ファブリック(布製)
- メリット:肌触りが柔らかく、季節を問わず快適に使える。取り外し可能なカバー付きのものが多い。
- デメリット:飲み物や油汚れが染み込みやすい。防水・防汚加工されたタイプを選ぶと安心。
レザー(本革・合皮)
- メリット:高級感があり、汚れを拭き取るだけで簡単に掃除できる。水や汚れに強い。
- デメリット:本革は価格が高く、合皮は耐久性がやや低い場合がある。
マイクロファイバー
- メリット:汚れが染みにくく、水を弾く加工が施されていることが多い。丈夫で子育て家庭向き。
- デメリット:触り心地や見た目に好みが分かれる場合も。
ウッドフレーム
- メリット:フレームが木製のソファは、北欧風やナチュラルなインテリアに最適。布部分が取り外せることが多い。
- デメリット:汚れた際の手入れが少し手間になる場合がある。
3. サイズと配置の考え方
リビングの広さや家族構成に合わせた
サイズ選びと配置について解説します。
家族に合ったサイズ
• 2.5~3人掛け:小さな家庭から大家族まで対応できる、汎用性の高いサイズです。
• コーナーソファ:スペースが広い家庭におすすめ。家族全員が一緒に座れる利点があります。
•ソファベッド:来客が多い場合はソファベッドになるものを採用するのも手です。
レイアウトの工夫
1.部屋を広く見せたい場合
ソファを壁に寄せて配置することで、
部屋の中央部分に空間を作り、
広く見せる効果があります。
狭い部屋や開放感を重視したい場合に
適した配置方法です。
ソファの後ろに低めの棚やアートを飾ることで、
おしゃれさを損なわず、圧迫感を軽減できます。
2. 部屋を仕切る
広いリビングでは、
ソファを使って空間を区切ることもできます。
背もたれが高すぎないソファを選ぶと、
仕切りながらも
視界を遮らないレイアウトが可能です。
リビングとダイニングを分けたい場合、
ソファの背面を
ダイニング側に向けて配置するのがおすすめです。
3. 動線を確保する
家族が快適に移動できるよう、
ソファ周辺の動線を意識することが大切です。
特に、
テーブルや入口付近との距離を
しっかり取ることで、
スムーズな生活動線を確保できます。
ソファとテーブルの間は
50~60cm程度のスペースを確保すると
使いやすくなります。
4. テレビとの距離を考える
テレビを見るためにソファを配置する場合、
距離と角度を調整することが重要です。
• 距離の目安:
テレビ画面の高さ(インチ)の約3倍を
基準にすると目に優しい視聴距離が保てます。
• 配置のコツ:
ソファの位置を少し斜めにすると、
部屋に奥行きが生まれ、
レイアウトにも変化がつきます。
5. リラックススペースを確保する
家族が快適にリラックスできるよう、
ソファ周辺に
サイドテーブルやオットマンを
配置するのも効果的です。
リビングの一角に照明やラグを合わせることで、
落ち着いた雰囲気を作れます。
L字型ソファやカウチソファを採用すると、
ゆったりとくつろげる空間が生まれます。
4. 子育て家庭向けのデザイン選び
ソファのデザインは、
機能性だけでなく長く愛される要素となります。
流行に左右されないシンプルさ
装飾が少なく、
直線的でシンプルな形状のソファは、
どのようなインテリアスタイルにも合います。
汚れが目立たないカラー
ベージュ、グレー、ダークブルーなどの
暗い色か明るい色ならくすみ系の落ち着いた色合いは、
汚れやほこりが目立ちにくく、長く使えます。
6. 実際のおすすめソファ例
1. 撥水加工ファブリックソファ
汚れがつきにくく、傷もつきづらい。
ソファにあったクッションがついてくるので
ソファ周りのコーディネートを考えなくてOK。
2. 張り地が選べるポケットコイルソファ
高級感があり、
布、コーデュロイ、レザー調から
張り地が選べるというもの。
特にレザー調は
水拭きで簡単に掃除が可能なので、
ポケットコイルなので耐久性◎
3. ロータイプにもなるカバーリングソファ
お子さんが小さいうちは
転倒リスクをがあるため
なるべく座面高さが低いのが理想。
こちらは足を外してロータイプにできるので、
成長に合わせて
レイアウトやデザインに変化を加えることが
可能です。
4.モジュール式ソファ
ライフステージに応じて
パーツを追加・変更できるモジュールソファは、
子育て家庭にぴったりです。
7. まとめ
いかがでしたか?
子育て家庭でのソファ選びは、
安全性、耐久性、汚れへの対応、デザイン性を
バランスよく考慮することが大切です。
リビングは家族が集まる場所だからこそ、
家族全員が快適に過ごせる
ソファを選びたいものです。
ソファは大きな買い物ですが、
適切に選ぶことで
家族の生活を豊かにする存在になります。
ぜひ理想のソファを見つけてくださいね☺︎
参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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