こんにちは。
インテリアコーディネーター
+整理収納アドバイザーのユンです。
「部屋の雰囲気に合うカーテンって
どうやって選べばいいの?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
家具や照明はじっくり選んでも、
カーテンは
なんとなく後回しにされてしまうことも。
でも実は
窓まわりを整えることで
お部屋の印象や居心地は大きく変わります。
この記事では、
ウインドウトリートメントの基本から、
遮光・プライバシー対策、
インテリアスタイル別のカーテンの選び方まで
毎日の暮らしに寄り添う
窓周りの工夫をご紹介します。
おしゃれさと快適さ、どちらも叶えたい方に
役立つヒントをお届けします。
- カーテンの選び方に迷っていて、自分の暮らしに合うものを見つけたい方
- おしゃれと実用性の両立ができる窓まわりを考えている方
- プライバシーや遮光性など、機能面も重視して快適な空間を作りたい方
1. ウインドウトリートメントとは?

まずは
「ウインドウトリートメント」という言葉について
ご説明します。
ウインドウトリートメントとは、
窓に施す装飾や機能的な処理全般のこと。
一般的には
カーテンやブラインド、
ロールスクリーン、シェードなどを指しますが、
それらを組み合わせた
コーディネートも含まれます。
単に装飾性だけでなく、
遮光・断熱・通風・採光・プライバシーの確保
といった機能性も含め、
窓まわりをどう整えるかは、
暮らしの快適性に大きな影響を与える要素です。
2. カーテンの選び方|機能性から考える
2-1. 遮光カーテンの「級」とは
遮光カーテンは、
光を遮る度合いによって
「1級・2級・3級」に分けられています。
- 1級遮光:遮光率99.99%以上。人の顔の表情が識別できないほど真っ暗になります。寝室や西日が強い部屋におすすめです。
ただし注意点として、日中も部屋が暗くなりがちで、昼間の自然光を楽しみにくくなることがあります。 - 2級遮光:遮光率99.80〜99.99%。顔の表情がわかる程度の暗さ。程よい明るさを保ちつつ、眩しさを軽減したいリビングなどにおすすめです。
- 3級遮光:遮光率99.40〜99.80%。朝日をやわらかく取り入れたい寝室や、明るさを重視したい部屋に向いています。

1級遮光カーテンは、外からの視線もほぼ完全に遮ることができる一方で、採光性が乏しいため、「日中も照明が必要になるほど暗くなる」という声もあります
↓1級遮光カーテン
↓2級遮光カーテン
↓3級遮光カーテン
2-2. 採光とプライバシーの両立には?

光を取り入れながら視線を遮るには、
ミラーレースカーテンや遮像レースカーテンが
おすすめです。
- ミラーレース:日中、外からの視線を反射して見えにくくします。室内からは外の景色が見えます。ただし夜間は室内の光で透けやすくなるため、ドレープカーテンとの併用が必要です。
- 遮像レース:光を通しつつ、昼も夜も一定のプライバシーを守ってくれる特殊なレースです。1枚でもある程度の目隠し効果があり、明るさを確保したいリビングなどに最適です。ただし、室内から外の景色が見えづらいです。

ミラーレースカーテンと検索しても遮像レースカーテンのように昼も夜もプライバシーを守ると記載されている場合があります。心配な場合は遮像レースカーテンと検索して探してみてください。
また、
上部から光を取り込み、
下部は視線を遮るようなツートンレースや
調光タイプのロールスクリーンを使うと
採光とプライバシーをうまく両立できます。
↓ミラーカーテン
↓プライバシーを守る遮像レースカーテン
3. インテリアテイスト別|おすすめカーテンスタイル
カーテンは色・素材・スタイル次第で
お部屋の印象が大きく変わります。
ここでは
代表的なインテリアテイストに合わせた
カーテンの選び方をご紹介します。
3-1. ナチュラルテイスト

木のぬくもりを感じる優しい空間には、
リネン風のカーテンや、生成り・ベージュなど
自然な色合いのものがぴったり。
あえて遮光性を抑えた薄手のドレープや、
風に揺れる軽やかなレースも人気です。
明るさ重視の方におすすめ。
3-2. 北欧スタイル

シンプルながらも
遊び心のある北欧スタイルには、
グレーやブルー系の落ち着いた色味や、
パキッとした原色もよく合います。
木や動物モチーフのプリントカーテンを
アクセントにしたり、
遮光カーテンを選ぶ場合は
淡いカラーを選ぶことで
暗くなりすぎるのを防げます。
3-3. モダン・スタイリッシュ

ホテルライクな空間には、
落ち着いた濃色の遮光カーテンが映えます。
ブラックやチャコールグレー、ネイビーなどで
統一感を出し、
レースはシンプルなホワイトやシアー素材に。
調光ロールスクリーンで
光を調整するのもおすすめです。
3-4. 和モダン

和モダンなインテリアには、
麻や和紙調の素材がしっくりきます。
プリーツが控えめなプレーンシェードや
ロールスクリーンとの相性も抜群。
光をやわらかく通す素材を選べば、
落ち着いた雰囲気と採光のバランスが取れます。
4. 暮らしに合わせて選ぶためのチェックポイント
カーテンは単なる装飾ではなく、
「暮らしの道具」としての視点も重要です。
以下のポイントを押さえて選んでみてください。
4-1. 方角と光の入り方

- 南向き:日差しが強いので遮光性・UVカット・断熱性を意識して。
- 東向き:朝日が強く入るなら遮光カーテンで調整を。
- 西向き:西日は家具や床にダメージを与えやすいので遮光+UVカットが重要。
- 北向き:光が少ないため、明るい色や採光性の高い素材で空間を明るく。
4-2. 家族構成やライフスタイル

- 赤ちゃんや小さなお子さんがいる家庭:昼寝のための遮光1級、でも日中の暗さが気になるなら、上下で開閉できる調光ロールスクリーンや、昼用と夜用を使い分ける「ダブルレール」がおすすめ。
- ペットがいる家庭:爪が引っかかりにくく、洗える素材を。
- 在宅ワークが多い方:外の視線やまぶしさを防ぎつつ、自然光を生かすミラーレースや調光タイプがおすすめです。
5. まとめ

カーテンは
インテリアの雰囲気を左右するだけでなく、
快適な暮らしを支える大切な存在です。
ウインドウトリートメントの基本をおさえ、
遮光・採光・プライバシー・素材・デザインなど、
多角的に考えて選ぶことで、
居心地の良いお部屋になります。
遮光性は便利な機能ですが、
暮らし方に合っているかを
見極めることが大切です。
日中も明るさを保ちたいなら
完全遮光にこだわらず、
視線を遮りながら光を取り込めるアイテムを
上手に取り入れましょう。
窓まわりから始める快適なインテリア、
ぜひ楽しんでみてくださいね。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました☺︎
コメント